07/09/22 22:29:44 m1UTO7QlO.net
江戸時代の南学・崎門派三傑の一人、浅見絅斎(けいさい)の『靖献遺言』に孔明の『出師表』が取り上げられてるね。
この著作は、中国の古今の忠臣を八人ピックアップしているんだけど、孔明以外に屈原・陶淵明・顔真卿・文天祥・謝枋得・劉因・方孝孺を取り上げてる。
方孝孺なんかは、明の永楽帝が甥の建文帝から位を奪った(靖難の変)為、太祖洪武帝・建文帝と二代に仕えた方孝孺は、永楽帝の招聘に応じず、かえって永楽帝の不義不忠を批判する始末。
怒った永楽帝は方孝孺の母方や妻方の親類縁者を含む九族を殺すが、それでも従わなかった。
結局、方孝孺は磔にされ刀で両頬を耳まで裂かれたまま放置され、死ぬまでの七日間罵り続けた。
孔明はこんなガチガチの原理主義者みたいな人と同列に論じられてるんだよね。