09/02/07 23:29:47 Iu5llr3bO.net
「今から貴殿達には殺し合いをしてもらう。以上」
…なん…だと…?
俺は殺し合いには無縁だし、それにこの展開はねーだろうよ。
それにまた今さっきのざわめきが戻ってきて、中には男に掴みかかろうとするのもが居るが、何故か掴めなかったらしく、男は無表情のまま更に話を続ける。
「今から配る袋には三日分の食糧、武器、地図、蝋燭など、約に立つ物が入っている。そして更に話すと、お前達には首輪を付けて貰わさせた」
そう言われ首を触るとひんやりとした感触がした。
これじゃまるで犬じゃないか、と思ったが、あえて突っ込まないようにしておく。
「そしてその首輪はこういう仕組みになっている」
男が手を上げると突然小さくジャーンジャーンとドラの音が聞こえた。
聞こえた方を見ると、必死に首輪を取ろうとする若者が居た。
「やめろー!死にたく無ーい!」
ドーン。
その叫びを遮る音と共に、その若者の首は宙に浮いた。
…嘘だろ?
「…無理に引っ張ったりしたり、6時間毎に鳴らす放送で呼ぶ禁止区域に入ったり24時間以内に誰か死なないと強制にその首輪は爆発するから気を付けろ。あとその首輪はこちらが管理している。会話も丸聞こえだ」
「…それでは頑張ってくれたまえ。中国英雄諸君」
…その言葉と共に俺の目の前は真っ暗になる。
あぁ…夢だったら、覚めてほしいぜ。
でもその願いは届く事なく、
殺し合いは始まった。
主催
【始皇帝@皇帝】
参加者
【李白@詩人】
見せしめ
【趙括@軍人】