07/02/10 20:47:26 ajU+f5kJ0.net
それはそうと、中央アジアでもインドでも小乗仏教を奉ずる都市もあったわけだが、
クチャで小乗の高僧モークシャグプタを知ったときのこと。
玄奘は最初は敬意を払っていたが、
グプタがインドでの最新の論に興味を示さず、また勉強不足で論争もまともに
できないのを容赦なく追求し、
しまいにグプタに敬遠された(つかおそらく辟易されたw)エピソードがあり、
若い玄奘の志の高さというか、生意気なほどに意気軒昂なさまが伺える。
没年は確定しているが、生年や出国年には諸説あり
詳細は略するが貞観元年(627年)出国説もかなり有力であり、
そうするとインド出発当時の年齢が満年齢で25歳、
グプタとの論争時点で25、6歳か。いずれにせよ20代なのは確か。
つか学問の真理を求めて真っ直ぐな玄奘が自分は好きなわけだが。
この性格は西遊記の三蔵法師にも受け継がれていると思う。