08/03/08 15:35:26 nqOglnt+0.net
>>380
ケレイト王国以外にも、バルジュナ湖で逼塞していたテムジン陣営に助け舟を出したことで
有名な陰山山脈にあったオングト王家もネストリウス派を信奉していた。
戦前の1935~1941年に江上波夫隊がオングト王家の本拠地だった内モンゴルのオロンスム遺跡を
発掘して、ネストリウス派の十字架やシリア文字が刻まれた墓石・墓碑なんかを調査している。
トオリルの孫娘で、イルハン朝の始祖フレグに第一正妃として嫁いだドクズ・ハトンって
いう人が居るけど、彼女も熱心なキリスト教徒だったそうで、フレグ陣営での彼女の宮廷では
毎日定時に鐘を鳴らしていたそうだ。フレグの息子のアバカやアルグンもキリスト教徒で、
在位中はイラン周辺のネストリウス派やアルメニア教会なんかにも多額の寄進をしていたとか。