17/01/04 21:02:15.15 ilZQYmex0.net
スレリンク(goki板)
家に着くと、25時近いというのに玄関脇で彼女が膝を抱えて待っていました。 長い髪を束ねた細く小さい体に、落ち着いた淡い草色のスーツが良く似合っています。 薄く紅を引いた彼女の唇は冷たかったです。
聞けば、「仕事を終え、会いたくなった」そうです。 遅くまで何をしていたのか尋ねられましたが、仕事の事を忘れるために海を見ていたと答え、遅くなった事を詫びました。
家に入って彼女が作ってくれたトマト・ルッコラ・モザレラチーズのサラダとペンネ・アラビアータを頂き、遅い朝まで彼女と過ごしました。
彼女が帰ってから、夕方になって奴のその後を確認しに浜を訪れると、奴の骸をカモメが啄ばんでいました。