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昔見た夢5
僕はそのとき、本当にこの子猫を虐めるつもりはなかった。ただ、なんとなく興味がわいたから、子猫を連れて帰りたかっただけ。
でも、子猫を捕まえようと思ったときから僕の心臓はドキドキして、なんとも言えない興奮があって、左手で掴んだとき、それは快感に変わった。
体をクネらせて逃げようとする子猫を僕は両手で胸にしっかりと抱きしめて自分の車に向かった。そのときずいぶん噛まれたり引っかかれたりしたけど、痛みはなかった。興奮してた。
左手で子猫を胸に挟んで抱えながら、右手でポケットから鍵を取り出して、ドアをあけ乗り込んだ。抑える力が緩んだのか、子猫はパッと離れて後ろの方に逃げ込んだ。
一息ついた僕は猫が外にでないことを確認して、置いてきた傘を取りに出た。
傘は転がっていた。肢の部分が折れて曲がっていた。無造作にたたんで小走りに車に戻った。そのとき地面に落ちていたバターサンドを、僕はどうしてか踏み潰した。