18/11/26 09:48:53.17 oFcBfT3o.net
中学2年のとき、隣の席の女の子に恋をした。いろんな話もしたし、部活帰りに途中まで一緒に帰ったりもしていた。この子の笑顔を見るだけで、毎日が楽しくて仕方がなかった。
高校からは離れ離れになり、以来ずっと会うことはなかった。それまでも年に1~2回、彼女の夢を見ては、朝起きてため息をついてた。
そして去年、40年振りに同窓会が開かれ、彼女と再会することができた。40年の月日を経ても、彼女は当時のままの可愛らしい笑顔で、本当にタイムスリップしたんじゃないのかと思ったほどだった。
ただ不思議なことが1つだけあった。それは変わらぬ彼女の顔を見ながら、懐かしさからくる感動と同時に、「中学の頃、自分はこのタイプの顔が好きだったのか・・・・」という奇妙な感覚が芽生えていたことだ。
40年の歳月で彼女の笑顔が変わることはなかったけど、自分の好みはすっかり変わってしまったということなんだと思う。
以来、彼女の夢を見なくなってしまった。40年目にして、初恋から卒業したのかもしれない。