実験テクニックとかのまとめwiki作ろうぜ!@化学板at BAKE
実験テクニックとかのまとめwiki作ろうぜ!@化学板
- 暇つぶし2ch351:ました。年に1回程度、研究室全体で有機溶媒を片づけ、 皆で自分のキャピラリーを作る行事みたいなものがありました。 パスツールピペットの上部、乳首を付ける辺りに窪みがありますが、これが 広いものと細いもの2種類がありました。今でも2種類あるか知りませんが。 感覚的ですが、細いものはガラスが硬く、初心者が作ると細すぎて使い物に ならない。太いものはガラスが柔らかく、細いキャピラリーも、太いのも 簡単に作り分けができる。 キャピラリーの太さは、熱したパスツールを引っ張る速度で決まる。 早く引けば細く、ゆっくり引けば太くなる。 太いキャピラリーは、LAH還元やスラリーの反応など、通常のキャピラリー では詰まってしまう反応に用いる。 反応チェックはセプタムに18Gくらいの太いシリンジ針(テルモなど)を差し、 そこを通してキャピラリーを突っ込む。不活性雰囲気の反応などに便利。 陽圧になってるとキャピラリーから吹きだすことがあるので注意は必要。 昔ポスドクに行った時、最初にキャピラリー作りをやったら、 「日本人はみんなそれをするなぁ。なんかの儀式か?」 と言われましたが。 アメリカ人のポスドクは、市販のキャピラリーを使い捨てで使っていました。 今は市販のキャピラリーも使っていますが、太すぎて18Gのシリンジ針の穴を 通らないので自作のものも大事に使っています。
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