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還暦などの神事を受けた人が神社の参道で硬貨をまく「銭まき行事」が2日、新上五島町立串郷の乙宮神社であった。全国的にも珍しい伝統行事で、関係者ら約60人が集まりにぎわった。
田島久見権禰宜(ごんねぎ)によると、江戸時代中期に始まったとされ、当初は紅白の餅まきだったとも考えられるが、ここ数十年は硬貨をまくのが主流。
厄年や還暦、米寿など人生の節目を迎える人が参拝し、おはらいを受けた後、参道の石段を下りながらお金をまく。集まってくれた人々に、感謝の気持ちとともに福を配ったり、厄を分けて持ってもらう意味があるという。
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