18/06/15 14:50:55.23 .net
航空機は油圧が無くなると、フゴイド運動という急上昇と急降下を繰り返す。123便のフライト
レコーダーの解析では、コックピットクルーは異常発生直後に緊急降下の操作を試みるが機体
は彼らの意思に反して急上昇をしている。コックピットクルーは機体の急上昇と急降下による失速
墜落を避けるための操作で手一杯だった。
機体が急上昇した時には機長は「頭下げろ!」逆に機体が急降下した時には「頭上げろ!」の
指示を繰り返している。
もはや、油圧による操縦輪とフットペダルの操作はできないので、スロットルレバーによるパ
ワーコントロールと、オルタネートという補助電動装置での対応のみであった。
急上昇の際にはスロットルレバーを絞り、急降下の際にはスロットルレバーをふかすことで、水平飛
行の維持を試みた。
しかし、やがて、コックピットクルーの目前には中部山岳地帯がせまってきた。山への激突を
避けるために次は機体の左右のコントロールも強いられた。機長は「おい山だぞ!ターンライ
ト!山だ!コントロール右、ライトターン!」と叫んでいる。
コックピットクルーは、油圧が効かない機体を左右にコントロールするために、右旋回の際には
左のエンジンをふかし、右のエンジンを絞り、逆に左旋回の際には右のエンジンをふかし、左
のエンジンをしぼる�