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日航機事故 / 身元が確認された犠牲者
児玉洋介さん(20)
国際基督教大学二年生。
国際基督教大学第一男子寮。
俳優・若原雅夫さんの一人息子。
米国・コーネル大学で夏休みの語学研修を終えて帰国、羽田から大阪市北区中之島の実家へ帰る途中。
(昭和60年8月18日・中日新聞)
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「成長記録の手形 悲しい決め手に」
― 俳優・若原雅夫さん、長男を確認 ―
芦屋の自宅、タクシー往復
成長を確かめるために毎年の誕生日にとっていた手形が決め手になって、往年の二枚目俳優・若原雅夫さん(本名・児玉稔)(67)の長男、国際基督教大二年・児玉洋介さん(20)の遺体が確認され、きょう19日 兵庫県芦屋市の自宅に無言の帰還をする。
若原さんは、事故翌日の13日現場へ駆けつけ、遺体確認を待った。
15日になって、長身の洋介さんと同じくらいの1メートル85以上という男性の遺体が見つかり、洋介さんの可能性が強まったが、持参した歯形での確認は難しかった。
若原さんは「歯形だけで、かけがえのない一人息子の確認をしたくない」と16日、タクシーで芦屋の自宅へ戻り、17日、洋介さんの手形と足形を持って再びタクシーで藤岡市民体育館へ駆けつけた。
そして同夜、手形がぴったり一致し、確認ができた。
この手形と足形は、若原さんが10月23日の洋介さんの誕生日に、「成長ぶりをこの目で確かめたい」と1歳の時から毎年とり続け、自宅に保管していた大事な記念品だった。
洋介さんは6月28日に渡米、ニューヨーク州のコーネル大に夏季留学し、12日成田に帰国。
羽田でキャンセル待ちして、事故機に乗り込んだ。
若原さんは「和製シャルル・ボワイエ」ともいわれ、映画「長崎の鐘」(昭和25年)には永井隆博士役で出演した。
(昭和60年8月19日・読売新聞)