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2008/03/10(月)
埼玉県川口市立川口高校長の市川和夫容疑者（56）が、かつての教え子で交際していた
女性会社員を脅迫した疑いで逮捕された事件。
これまでの調べで、市川容疑者は、
02年1月から当時教頭をしていた県立高校の生徒だった女性と交際を始めた。
放課後に勉強を教えたり、相談にのっているうちに親しくなったという。女性が
別の男性と交際を始めたため、別れ話を切り出した07年3月から復縁を迫るメールが
送られ始めた。
川口市役所で行われた市教委の会見では、神山則幸・市教育長が「勤務態度はまじめで、
生徒に気楽に話しかける校長だっただけに残念。生徒や保護者に対して、申し訳ない
気持ちでいっぱい」と述べ、市の賞罰委員会に諮る方針を示した。
市川容疑者は77年に県教委に採用された。「学業の特待生制度」を導入するなど、
学校改革に積極的に取り組んでいたという。8日には卒業式があり、市川容疑者は
「社会貢献できる人間になってほしい」などと式辞を述べていた。