16/01/19 14:11:43.52 frCzoZCM.net
想像だが、末松さんは母性本能が非常に強い女性だったのではないだろうか。
野村のことをお兄さんと呼んでいたというが、年齢は末松さんのほうが上。
このお兄さんという呼び方には、下級生が上級生を慕うようなものではなく、野村を立てていたと考えられないかな。
野村は軟弱でだらしないチキン男だったが、仕事では多分、末松さんに優しかったんだろう。
だから末松さんは野村に好意を抱いた。
しかし、実質上は潜在的にしても自分が野村を守ってやらなければ！という意識があったのではないか。
自分がさんざん陵辱されている時、少しの抵抗さえをもしてくれなかった男を、フツーなら女は軽蔑し大嫌いになる。
しかし、野村と一緒に埋めてくれと願い、野村の死体を見て涙を流しながら手を縛っていたロープを解いてあげた。
手も離してあげようとしたが死後硬直していて果たせなかった。
野村はひ弱な声で｢助けてください｣と言っただけで末松さんのことは何も言わなかった。
野村は、末松さんが自分をそこまで好きになってくれたのに、末松さんのために何も出来なかったし、何とかしようともしなかった。
徳丸に噛みついてでも彼女だけは逃がそうという愛がなかった。