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★名古屋駅近くの歩道を暴走、被告に懲役１２年
名古屋市中村区の名古屋駅近くの歩道を乗用車で暴走し、通行人１４人に重軽傷を
負わせたとして、殺人未遂罪に問われた同市西区、無職大野木亮太被告（３１）
の裁判員裁判で、名古屋地裁は２７日、懲役１２年（求刑・懲役１５年）の判決を言い渡した。
景山太郎裁判長は「不特定多数の人々を無差別に殺害しようとした危険性の高い犯行で、結果も重大だ」と述べた。
判決理由では、「両親や社会に対する復讐のためという動機の形成には、発達障害の一種である
アスペルガー症候群が影響しており、非難には一定の限度がある」と指摘。
しかし、「犯行の決意と実行については、障害が大きく影響したとはいえない」とし、
「長期の懲役刑は避け、治療を優先すべきだ」とする弁護側の主張を退けた。
判決によると、大野木被告は昨年２月２３日、通行人を無差別に殺害しようと考え、歩道を時速４０キロ以上
の乗用車で暴走し、男女１４人をはねて骨折などのけがを負わせた。
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父親は愛知県警の総務部というセクションの幹部。