22/04/04 21:00:26.41 ipxb9E6od0404.net
ローブを脱がすことが出来るということは、すなわち体のポーズを固定化させてしまう。
しかし、こうして腕の位置を中と外で変えることで、ポーズの自由度を上げているのだ。
それだけじゃないぞ、今度は横から見てみよう。
ローブを着ている時は背筋を張り、前足を突き出したようなポーズだった。
しかし、ローブを脱がすと、なぜか前かがみになっているのだ。
まるで、胸を、体を隠すように。
それを確認した上で、顔を見てみろ。
ローブをつけている時は凛々しかった顔が、
今は恥じらいを必死にこらえているようではないか。
これを作ったものはわかっているのだ。わかっていて、表情を同じにしたのだ。
誰も真似しえない、"至高"がここにはある。
確かに、要所要所は炭鉱族の細やかな技術には遠く及ばない。
素人もいい所だ。
だが、粗野な炭鉱族などでは到底及びつかない領域に、この人形はある