15/10/01 10:26:07.77 /2vm1voG0.net
>>545
>危機だからって簡単に一致団結しちゃうより、危機に瀕してもなお一枚岩になれない方がリアリティあると思うなあ
その点には同意する。
旧作で白眉だったのは、乗艦前の行進で1人の市民が「逃げるんじゃないだろうな」と罵声を浴びせたシーンだと思う。
人類滅亡の危機に瀕してもなお完全には完全には一丸となれない人間の業が描かれており、この場面があったからこそ
他作品と一線を画すリアリティを獲得することができたのだと俺は思っている。
相原宇宙遊泳話も(相原の実家がボロ過ぎて何かと揶揄されるがw)、暴動が起きているという描写に説得力を感じた。
ただ、残念なことに、後発のガンダムや銀河英雄伝説がより深く人間の業やどうしようもなさを数多く描いているため、
先駆けである旧作のこれらの描写の存在感は相対的に薄れて行ったと感じている。
その意味では、2199は旧作のこれらの描写の意義を正しく理解し、ガンダムや銀英伝にも見劣りしないレベルで
現代に甦らせている、と俺は高く評価している。