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噴火続く西之島 今後も島拡大の可能性
活発な噴火活動が続く小笠原諸島の西之島では、大量の火山ガスが海水に溶け込むことで
地上に溶岩が流れ出る噴火が1年半以上にわたって続いているとみられることが分かりました。
専門家は今後も島が拡大を続ける可能性があると指摘しています。
小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島では、おととし11月、およそ
40年ぶりに海底で噴火活動が確認され、その後、新たにできた陸地が元の島と陸続きになって
拡大するなど活発な噴火活動が続いています。
島に接近すると危険なため、これまでは航空機や衛星による観測が主体でしたが、今回は
海上保安庁の小型無人艇がおよそ200メートルまで近づき周辺の17のポイントで海水を採取しました。
これを、調査に同行した東京工業大学の野上健治教授が分析した結果、水の性質を示すpHの値が
7.9から8.0と通常の海水よりやや低く、本来、アルカリ性であるはずの海水が酸性に近く
なっていることが分かりました。
野上教授によりますと、これはマグマが海底から上がってくる途中で火山ガスが海中に溶け込んで
いることが原因とみられ、このため西之島では規模の大きな爆発的噴火が起きにくく、地上に溶岩が
流れ出る噴火が1年半以上にわたって続いているとみられるということです。
野上教授は「西之島では火山ガスが海中に抜け続けるかぎり、地上に溶岩が流れ出て島の拡大が
続く可能性がある。ただ、なぜ大量のマグマが供給され続けているのかは、分かっていないので、
今後、明らかにしていきたい」と話しています。
NHK NEWS WEB 7月2日 17時16分
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