18/03/11 00:02:38.88 bxFIN0VL0.net
研究員1「仮想世界の研究も順調だな。食べ物の味の再現度は上々。あとは映像か・・・」
研究員2「そうだね」
アライさん「・・・」
研究員1「おい!食べるにしても丁寧にやらないとデータ収集にならないだろうが!
ていうかじゃぱりまんばかり選ぶな!木の実を選べよ!」コチーン
研究員1はプラスチックでおおわれたアライさんの頭をペンでこつんと叩いた
乾いた気持ちのいい音が響いた
研究員2「まあ、いいじゃない。ここで生まれて外に出たことないから理解できないんだよ。
それよりも今日の研究は終わりだから部屋に連れてってあげよう」
二人はアライさんをカートに乗せると部屋に運んだ
部屋のドアを開けると数匹のアライさんがベッドに横たわっていた
みんな目に光はなく、体がところどころ欠損しており、点滴でつながれているアライさんもいる
研究員に気付いたアライさん達はざわめきだした
両目両腕無し「ひっ・・・ もうとらないでほしいのだ」
芋虫グルグル包帯「」ガタガタブルブル
半分脳「のあー?のああー?」
四肢無し「元の世界(仮想世界)に帰してほしいのだ・・・」
片足「アライさんを外に出すのだ!きゅるるー!」
研究員1「るせーぞ!だまれ!」
研究員2「まあまあ・・・ 一番元気な子を明日の移植手術に協力してもらうよ?」
ぴたりと静まった
研究員2「よしよし。じゃあね、アライさん達また明日」
研究員1「(・・・こええ) と、とにかく静かにしろよ!」
ドアが閉じられた