18/03/06 23:38:19.18 UpiGMc9y0.net
>>504
アライしゃんC1「おかーしゃん!?」ビクッ
白目になり、口から涎を垂らして、汚い面をしている母アライさんCです。
疑似餌に触れてしまって感電死、という末路を辿ったようです。
体の一部からは焦げた匂いがしています。
アライしゃんC1「おかーしゃん、どうしたのら!? おかーしゃん!」ユサユサ
子アライさんCは母アライさんCの体を揺すりますが、反応はありません。
アライさんB「こいつは死んでいるのだ。」モミモミ
アライしゃんC1「しんで!? それって、どういうことなのら!」
アライさんB「こいつは、もう起きないのだ。」モミモミ
子アライさんCは「死」という概念を知らないようですね。
それもそのはずです。
身近なものが死ななければ、死というものは分かりません。
ましてや、アライさんの場合、ハンターに一家皆殺しにされるのが普通であるため、生き残ったものでしか、死を知りえないのです。
母アライさんBの場合、街のアライさんが掃討されたときに家族を殺されたのでしょう。
その時に「死」を理解したと思われます。
アライしゃんC1「そんなのうそなのら!」
アライさんB「嘘だと思うなら、いつまででも呼びかければいいのだ。」モミモミ
アライしゃんC1「うーっ! おかーしゃん、おかーしゃん!」ユサユサ
母アライさんBは周りを見渡し、上を見上げましたね。
アライさんB「出られないのだ...」モミモミ
そう、この部屋は脱出方法がありません。
あるとしたら、螺旋状の筒の中を登り、さらに、漏斗を登るしかありません。
また、部屋の天井は、地上からグレーチングを通して光が差し込んでいます。
グレーチングは全部で4か所あります。