14/04/28 02:47:38.78 CMK0olKo0
223夜「接近」
あおり「それは出会った頃の記憶・・・!」
シバ「アルバ・・・こんなにたくさんの人と一緒に寝るの?」
アルバ「そうさ。ここはあんまり広くないし、家族と一緒にいるようでさみしくならないんだ。」
アルバ「シバもときどきお父さんやお母さんと一緒に寝てたよね?」
シバ「一度もないわ・・・」
シバ「生まれたすぐ後に聖堂の前に置き去りにされたって言われたの・・・」
アルバ「・・・」
アルバ「こっちにおいでよ。シバ。」
アルバ「そんなに緊張することないさ」
シバの回想「そしてアルバは優しく私をなでてくれた。嬉しかった。」
シバの回想「私にお母さんとお父さんがいたらこんな気持ちになるのかな?そんな事を私は考えてた。アルバもソロモンもよくしてくれた。」
シバの回想「二人はまるでみんなのお母さんとお父さんみたいだった。大きくなったら二人のようになりたい。」
シバの回想「お互いを尊重しながら思いやりをもってみんなと接するあの二人のように。私はあの女の人と男の人のようになりたい。そんな事を考えてたんだけど・・・」
シバ「なんでこんな事になっちゃったのかなぁ。」
シバ「ねぇファーラン、なんでソロモンじゃなくてワヒードを選んだの?」
ファーラン「えっ?」
ファーラン「妥協したアル」
シバ「えっ?」
ワヒード「え・・・えええ?」
ファーラン「嘘アル」
シバ「よ、よかった・・・」
ワヒード「よかった・・・」
ファーラン「結局、私が一番好きだったのがこの食べる事とおっぱいにしか興味がない元気だけが取り柄の男だっただけアル。」
ワヒード「ちょっと言い過ぎじゃないかのう!このクソ女!」
ファーラン「褒めてたつもりアル!あんたの子供まで産んだアルよ!残りの人生あんたと添い遂げる決心もしたアル!」
ファーラン「だからシバはさっさとソロモンの子供を産むことアルね。」
シバ「え?こ・・・子供?」