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186夜「紅炎とアリババ」
異変に驚くマグノの人たち。
5等では天井が無くなって空が見え、外にでられると喜ぶ。
それを見ているアルサーが玉艶と会話する(テレパシー?)。
今回の出来事は玉艶の導きの結果かと尋ねるアルサー。玉艶は答える。
いいえ。これはこの世界の人が自分自信でやったこと。イスナーンの置き土産。
イスナーンはソロモン王を心から敬愛していたが、裏切った。同様に人間は大いなる流れに抗おうとしている。
直接干渉するイスナーンのやり方は玉艶のやり方とは合わなかった。
イスナーンは不器用で馬鹿な子だった。いまだに未練によって弱っている。
でも彼のおかげで、人間は自身の手で暗黒点を開いた。
ああ、我らが父よ、やっとお会いできました!
あなた様がこの世界にいらっしゃった!黒い太陽だけが輝く純粋な…まるでアルマトランのよう!
煌の陣営
兵「あいつは今何て言った?自分はバルバッド王子アリババ・サルージャだって言ったのか!?」
アリババの発言に動揺が広がる。アラジンも心配する。
ババ「大丈夫だアラジン。白龍や紅玉、他のたくさんの兵士にも俺の顔は知られてる。
ばれるのは時間の問題だ。適当な言葉でごまかしたらこの場を切り抜けられるだろうけど、
俺の未来のためには、この人にだけは背をむけちゃいけないんだ!」
ババ「俺は、煌帝国第三皇子、練紅覇殿を助けるために戦場に来ました!」
紅覇「なんだって…!?」アラ「アリババくん…!?」
動揺する兵士たち。確かにアリババは煌を助けた。しかし信じてもいいのか?
腐女子「本当です!彼は私たちを助けに来てくれました!紅覇様、彼はいい人です!」
紅覇「ば、馬鹿…!」
青「どう見てもはったりだ」
黒「真実かどうかは証明のしようがないが、皆の前で宣言したことには意味がある。
紅炎様が奴を認めれば、もはや手出しは出来なくなる」
紅炎「祖国を失いながら、俺を軽蔑しないのか?礼を言わねばなるまい。よく紅覇を助けてくれた」
青「紅覇様を利用したのに、紅炎様があのガキを許した!初めて会った時も無礼だったのに!」
楽「紅炎様が気にしちゃいないのに腹を立てても無駄だ。
あのガキは思った事が顔に出やすいから、心の底から決まり悪そうだぞ。可哀相になー」
西の空が暗くなる。
アラ「いけない!紅炎おじさん!」
紅覇「お、おじさん!?」
アラ「お願いだから兵を退いておくれよ!争い続ければみんな死ぬ!」
青「紅炎様!こんな汚いチビの魔法使いの戯言を聞いてはいけません!」
腐女子「いいえ、アラジン殿…彼は初めて会った時とは違う…ルフが…?」
アラ「時間がない!信じてもらえないなら、直接説明してもらうよ…ジンに!」
三体のジン「我らはあなたがたにお仕えするために来ました…
我らが王よ。そして我らが過去の大王の写し身よ!」