13/02/27 11:26:26.16 oqeCFdh80
>>865
大筋では同意。しかし、そうなると電波教師全体の構造との齟齬をきたしているなとも。
電波教師では鑑先生の独断と偏見が、結果的に悩みを抱えた生徒を救うという構造が貫徹されている。
Fate/Zeroの征服王が一番近い。好き放題やってるが、その行動は常に正しい、というタイプ。
すなわち鑑先生には「神」や「英雄」といった類の属性が付加されている。
鑑先生は「神」だから間違わない。
しかし、だとすると、先生が認めた光太郎の強さは十分に描写されてなかったことになる。
先生が光太郎を「強い」と思い込んで、そこに弱かった光太郎が感化されたとすると
先生は「決して間違わない神」などではなかったということになる。
さらに問題なのはルーチェ編以外では先生は紛れもなく「間違わない神」であり、
双子編に至ってもそうであるため、ルーチェ編だけ例外とすると収まりが悪すぎる。
光太郎には先生の独断と偏見についていくだけの秘めた心の強さが最初からあったという描写があれば、
矛盾は解決されるのだが、実際は「先生がパートナーとしてルーチェを認めている」の一文のみ。
なぜ認めているか、の描写が余りに足りず、アラモの話を追加してもまだまだ不足。
光太郎の弱々しい可愛らしさの描写を最優先してしまっているから。
これでは「間違えもする人間」を「間違えない神」として無条件に認めよ、ということになってしまい、
鏡先生を教師から尊師に貶めてしまうことになりかねない。
このあたりのもやもやがルーチェ編がなんとなく納得いかないところなんだろうなあと。
>>866
まあ、そうなんだけどさ。納得できるものでは到底ない。
極端な話、ペットボトルに糞尿たれながしながら餓死したネトゲ廃人を「強い人間」って言うか?
言わないよな。単なる現実逃避者だよな。