【サンデー/若木民喜】神のみぞ知るセカイ FLAG17at WCOMIC
【サンデー/若木民喜】神のみぞ知るセカイ FLAG17 - 暇つぶし2ch379:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:35:33.15 qZ3RiT7U0
ちひろにぜんぶ筒抜け中!

ちひろ(桂木…なんの話してんの?)(さっき話してた、舞校祭の出し物の話かな……)
    (入ってもいいよね…?)(私、帰るよって言うだけだから…)
桂馬「ヴィンテージが旧地獄を地上に復活させる…?」「駆け魂を人間界で復活させるってことか?」
ハクア「いいえ、」「人間界に来ている古悪魔は…」「まだほんの一部……」「舞島の沖の岩…」「あれは「入り口」…」
桂馬「「入り口」……?」「一本岩が?」
ディアナ「まさか…」
ハクア「あの場所から…」「古悪魔の「本隊」がやってくる。」「私たちが止められなければ……」「人間界は大変な事になるわ!!」

世界の運命を立ち聞きしてしまいました。 FLAG178「特異点」

一方、一本岩では。
リューネ「は?」「女神は生かしておく?」「なんで?殺した方が安全なんですけど…」「ま、女神っても弱かったけどさ。」
通信はまだ続いている。
     「ふぅん…まー確かにあと1日だけどさ―」「知らないよ、どーなっても。」
けだるそうに端末の接続を切る。
     「ふーん、偉い人ってなんでも欲しがるね―」「仕方ないか、悪魔だし…」
つぶやきながら、今にも開かれそうな「入り口」に目を向ける。
     「ま、私はもう一生分の仕事したな。」「地獄が復活したら楽できそう。」「あとは…こいつらが働くだけ。」
     「にしても……」「連れて来た女の数が足りないな…」「誰かしくじったか……?」


380:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:37:37.70 qZ3RiT7U0

ハクア「あの岩の「裏側」には…」「ヴィンテージにとって重大な場所がある…」
    「その場所は…」「グレダ東砦。」「アルマゲマキナ最終決戦の地……」
ディアナ「私…」「その場所を知っています…」「私たち女神が、」「封印をほどこした場所です。」
ハクア「女神なしでも封印の力はまだ残っていて、多くの古悪魔が地獄にとどまっている…」
    「ヴィンテージは、こちら側から穴を開けて封印を破ろうとしている。」「荒廃した地獄を捨て、豊かな人間界へ…」「「旧地獄」がやってくる…」
その計画が始まるのが…明日。女神なしでは、いや、いてもヴィンテージにやられた以上、止められるか怪しい。
ディアナ「私に、」「チャンスを下さい!!」「女神の誇りにかけて…ヴィンテージを止めます!!」
ハクア「ダメよ。」「翼持ちの女神がやられたのに、お前に何ができるの?」
    「ヴィンテージだけならともかく、あの場所には魂度4の駆け魂が大量にいる。」「危険だわ!!」
ディアナ「危険?今は人間界全体が危険なんですよ!?」「誰かが何かをしなくては…!!」
ハクア「なら、私が行くわ……」「これは地獄の戦争なのよ!!」
桂馬「……」「ダメだ。」「戦争、じゃない……」「戦争になったら、もう誰にも止められない…」「だから、」「戦いを始めちゃいけない!!」
   「まだ、止められる…!!」「ルートは残ってるはずだ…」「ボクは…歩美を攻略する!!」
ハクア「歩美?」
ディアナ「メルクリウスを出すのですか!?」
桂馬「女神たちはまだ生きてる。」「今回の連中はボクたちを拉致しようとしていた。」「計画の邪魔なら、即殺してもいい。」「前のかのんのように…」

381:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:41:47.45 qZ3RiT7U0

   「多分、」「女神は殺されない。」「女神を全員揃えるチャンスは、」「まだ残ってる……!!」
ハクア「お前の想像でしょ?」「捕まえてから殺すのかも。」
桂馬「だからと言って、」「お前ら2人で特攻するよりいいだろ。」「プランは今までと変えない!」「女神全員揃えるルートにかける…!」
桂馬の固い意志に、ハクアナは黙り込む。
静まり返ったところで、ケータイの着信音がドアの外にいたちひろを驚かす。部屋の3人にもはっきり聞かれる。
ちひろがあわてて確認すると、相手は歩美。桂馬が開けたドアが、ちひろの背中を突き飛ばす。
ちひろ「あんたら何!?」「歩美に何するつもり!?」
ちひろのケータイが鳴り続ける。桂馬はケータイを拾い、話しかける。
歩美「え?」「え!?桂木!?」「な、なんでちひろの電話に!?」
桂馬「今からお前に、」「告白しに行く!!」
歩美「ふェ?」
凍りつくちひろをよそに、桂馬は歩美の返事を待たず電話を切る。そして。
桂馬「よし、今から移動する!!」「ディアナは自分の家で待機してくれ。」「ハクアはボクの護衛だ。」「行くぞ!!」「ちひろも一緒に来るんだ!!」
桂馬はちひろの抗議も聞かず、強引に腕をひっぱり外へ出る。その後にハクアも続く。
   「お前を1人にできない。」「付き合ってもらう!!」(もう、)(迷ってる場合じゃない!!)(エンディングまで…一直線だ!!)
ちひろ「コラ―桂木!!」「帰らせてよ―!!」

■もう立ち止まってはいられない!次回は10P特別編。本編の続きは表紙+巻頭カラーの14号へ!

382:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:44:29.70 qZ3RiT7U0
設計図はいらない、君と僕の関係。 FLAG.109「ミス ロボット」

■高校生の勉強に泣く約300歳の悪魔…

LCの都合などお構いなく。
桂馬「お前、」「ボクとキスしたか?」
そんなこと聞いてどーする。つか、オカンにまで同じこと聞くとか何考えてるんだ。

翌日。
学校は舞校祭へ向けて大賑わい。
技術部は人を乗せて歩ける2足歩行ロボを開発。
普通ならそれでもすごいものだが、桂馬にとってはメイドロボ以外ロボにあらず。
そう思うだけなら個人の自由だが、口にされては技術部にとって腹立たしくもなるというもの。
桂馬は朝から追い回されることに。

それはそうと、廊下に車輪のついた段ボール箱がある。
これも別口のロボットらしく、部室のドアを開けさせる実験をしているようだ。
手足も何もついてないので成果は芳しくないようだが。
さっきの技術部員たちがやってくる。箱ロボの生物部とは仲がよくない様子。
部屋から手だけ出してきた生物部員から駆け魂の反応が。

駆け魂は女神捜しの後でいいだろ、と桂馬は動く気がない。
それをせっつくLCだが、自分は目先の中間テストのほうが大事。

技術部員がムキになってホウキを持ち寄ってくるが桂馬は無視。

生物部室の前。
例の箱ロボが動いている。こいつは何がしたいんだろう?
桂馬は「実験中さわるな」の貼り紙にかまわず持ち上げてみる。けっこう重い。
続いてふたを開けてみる。何事にも動じない桂馬も、これには驚いた。
後ろから生物部員がとがめてくる。背丈は小さく、見た目は汚らしい。
桂馬「おいその中身、」「なんだそれ!!」
部員「これは……鳥肉だ。」
桂馬「ロボットに、」「肉つめてどーするってんだ?」
部員「……これは、」「ロボットではない。」「これは、」「人間じゃ。」
そう言って部員は箱を持ち去りドアを閉める。

桂馬(マッドサイエンティスト…?)(またイヤな予感……)

■生肉少女編(?)スタート………



383:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:46:24.42 qZ3RiT7U0
■舞校祭&中間テスト間近!!でも桂馬には容赦なく駆け魂狩りのミッションが舞い込みました…!!

 3年C組 倉川灯(くらかわ・あかり)。クラスにはあまり馴じまず…個人情報はほぼゼロ。
LCはテスト勉強を理由にターゲットの身辺調査すらしない。何しに現世に来たのやら。

昼休み。あてにならないLCをあきらめ、桂馬は一人で生物部室へ。
キャラ立ちの強そうな相手なので、攻略ルートは見つけやすそうだ。
ドアの取っ手に手をかけようとすると、中からドアが開かれる。
2段重ねになった箱ロボが出てきた。灯もいるのを見て、桂馬は物陰から様子をうかがう。
相変わらず汚らしい格好。灯にとって人目はどーでもいいのか。
箱ロボが下り階段にたどり着く。うまく降りられるわけもなく、転がり落ち鳥肉をブチ撒ける。
大騒ぎとなった下の階。灯は黙々と部品を回収する。周囲が眉をひそめるのに目もくれず。

さて、最初のイベントをどう起こすか……
桂馬はLCに絵を描かせる。女の子の、へたくそな桂馬でも書き写せる簡単なのを。
そして桂馬は残りの授業時間をすべて練習に費やす。

夕方、屋上。
灯が箱ロボを組み直している。
桂馬「ロボット作りはかどってるか?」
灯「…誰じゃお前は?」
まったく覚えられてないがまあいいとして。
桂馬「これ…使ってくれ!!」「豚肉も中に入れてみたらどうだ?」
灯「肉を入れるのはやめた。」
  「それと…私が作ってるのはロボットではない。」「人間じゃ。」
桂馬「あーあ………」
   「ボクならそのロボット……」「10秒で人間にしてやれるんだけどな―」

食いついてきた。桂馬は箱に顔を描きリボンをつける。

技術部の面々がやってきた。
いつもならあざ笑って終わりなのだが、なにか書いてあるのに気づく。

ROCOちゃん「わたし、すぐぶつかっちゃうの…でも がんばる!」

心打たれたのか、技術部が箱ロボを応援している。
機能があがった訳でもないのになぜだ…?
灯は箱ロボに人頭模型を載せてみるが、これはキモがられる。
灯「顔の精度は上がったのに評価は下がった……」「わからん…」
灯は落ち込んでいる。ここからが桂馬の正念場。
  「舞校祭には出したかったが……」「間に合わないか……」
  「所詮ロボットはロボット…」「人間にはならない…」
桂馬「そんなことはないぞ。」「お前は正しい!!」
   「ボクは、」「人間になったロボットを知ってる!!」
灯「本当か?」
桂馬「例えば……」「マシントラブル(先月出たゲーム)のアミィとか!!」
興味のない長話が続きそうになり、灯は部室に帰ろうとする。
   「愛だよ!!」「愛があれば、ロボットは人間になれる!!」
灯「愛!?」「なんの話をしてるのじゃお前は!?」
桂馬「なら、」「教えてあげるよ……」
灯の両肩をぐっと引き寄せる。
灯は桂馬を箱ロボで払いのけるが、桂馬は灯の腰に手を回し抱きしめる。
そして上から覆い包むように視線を重ねる。箱ロボが床に転がる音がする。

お互いの瞳に吸い込まれるかのように……重なり合う二人の唇……

■突然のキス!?攻略終了…!?



384:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:49:00.07 qZ3RiT7U0
■突然にも程がある神様のキス…彼女の反応は………?

桂馬「これが…恋だよ。」
灯「で、」「これがどーしたのじゃ?」

動じないにも程がある!! FLAG111「マネキン」

  「この行為は知ってる。キスというものじゃ。」「これと私の「人間」と、どういう関係がある?」
桂馬「それは…」「これからわかることだ。」
灯は考え込みながら、生物部室にこもっていった。

よほど強烈な出会いでないといけないとは思っていたが、桂馬は灯の心を揺らせなかった。
引くに引けず行くところまで行ってしまったが、無駄撃ちだったかもしれない。

翌朝。早すぎて出会えないかもな…と思いながら、桂馬が生物部室を訪れる。
部屋全体にゴミ袋が積もり、道具が散乱している。灯はここで寝泊りしていた。
「人間」を完成させるまでは帰る気はないとのこと。
と、今度は灯のほうからキスを求めてきた。
桂馬「は!?」
灯「昨日のあれは…」「興味がある。」「私の人間作りに役立つかもしれない。」
乗るべきか、否か。考えこむ桂馬の顔を引き寄せ、今日は灯からの口づけ。
思わず桂馬は灯を引きはがす。
灯「お前からやってきたことじゃ。」「なぜ嫌がる?」
桂馬「こ、こっちにも展開の予定があるんだよ!!」
   「あーゆーことされたら、普通理由とか聞いてくるところだろ!!」
   「ボ、ボクに予告なく触れるな―」「ルートを決めるから待て!!」
灯「こっちにも予定がある……」「早く…人間を完成させたいのじゃ…」
聞く耳持たず。2度、3度と唇を重ねてくる。


385:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:51:10.63 qZ3RiT7U0

こうして二人は逢瀬を重ね、ロボットも順調にそれらしい姿になっていく。

しかし。
灯「おい、」「お前は…」「悩んだりすることはあるのか…?」
  「人とは…不安定なものだ…」「すぐに悩み、心の闇を作る…」
  「私が作りたいのは……」「「完全な人間」じゃ…」
桂馬「強い心を持ち…」「悩むこともない…」
   「そんな人間いたら助かるね。」「すぐ悩むヤツが多くて、ボクも大変だよ。」
灯「お前は悩まぬのか?」
桂馬「全然!!」「ボクは理想の国の住人だぞ!!」
灯「理想の国?」「それはどこにある?」
桂馬「(ギャルゲーを手に取り)毎週木曜日に出てるよ!!」
灯の目的を知り、攻略が進んでいるとわかり、桂馬はルートを突き進もうとする。
   「完全なセカイはボクの専門だ!!」「ボクに任せとけ!!」
灯「お前はもう、」「ここに来なくていいぞ。」
  「人間の心について、」「調べることができた。」「ご苦労だった。」
決めポーズのまま固まる桂馬をよそに、灯はロボットを抱え部室を出ようとする。
  「お前といても…」「完全な人間はできない。」
追ってくる桂馬に、何度目かの接吻。
桂馬「や、」「やめろ!!」
何度されても慣れないのか、桂馬はつい灯を突き放してしまう。
灯「見ろ。お前は、」「キスぐらいで動揺する。」「お前はどこにでもいる、」「不完全の人間だ…」
  「私が求めているのは完璧な人間、」「お前ではない。」

■ゲーム界の神であり理想の国の住人である我らが桂木桂馬を俗物扱いです。ただではすまない予感。



386:名無しさんの次レスにご期待下さい
12/02/21 08:51:52.49 hI78SYBWO
粘着ネタバレ荒らしばかりで人がいなくなった


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch