★【手代木】聖闘士星矢 冥王神話148【LC】★ at WCOMIC
★【手代木】聖闘士星矢 冥王神話148【LC】★ - 暇つぶし2ch411:名無しさんの次レスにご期待下さい
11/11/29 17:09:45.90 YI1ukdJv0
待ってた方はお待たせしました、やや詳細バレです

ぶつかり合う二人の凍気。その場の全てを覆い尽くす氷の世界で、立ち上がったのはデジェルだった
勝ったのか、と目を向けるデジェルが見たのは半ば凍りついたガーネットとクレスト、
そして彼らをかばうように浮かびAEを防いだガーネットの首飾りの宝石だった。砕け散る柘榴石。

穏やかな表情を向けるガーネット。「お見事でございますデジェル様 これが貴方が私たちに出した答えなのですね…」
なに、と問い返すデジェルにこれは問いかけでしたの、私たち永遠に生きる者から貴方への、と続け昔語りを始める
200年ほど前、この地を治めていた領主の妻だった彼女。
だが人望厚い名君だった夫が流行病で死ぬと、隣国の侵攻や民の暴徒化でその地を追われてしまう
失意の逃亡先で、彼女は宝石の精を操り人の生気によって永遠に生きる魔力を秘めた伝説のヴィーヴルの柘榴石に出会う
この力なら志半ばで死んだ夫の意志が継げる、壊された平和を今度こそ永遠に守り抜く、と誓う彼女
その愚かな願いとそれからの長くつらい孤独な日々を、クレストただ一人が理解してくれたのだ、と
そうして彼女の理想に仕えることとなったクレストだが、心根は聖闘士のままだったという
そこで彼女は彼に一つの提案をする。私たちの道が正しいかどうか貴方の聖闘士の道を継いだ弟子に答えて貰いましょう、と

「そして貴方の答えは正しいわデジェル様」 笑顔のまま髪が白くなり、老婆に戻ってゆくガーネット
「有難うデジェル様 今宵は良い誕生会となりましたわ」
そしてクレストもゆっくりと立ち上がる「…そうだ…… 私は彼女を連れて時間の波に帰る…」
セラフィナは無事だ、連れて行け、と告げる。「2人の生きる時に戻りなさい 有難うデジェル …すまなかったな…」
氷の中手を取り合う主従。「ガーネット様…さあ共に参りましょうこの氷の棺で…」「ええ クレスト今度こそ本当の永遠です」

セラフィナを抱え屋敷を脱出するデジェル。セラフィナも目を覚ます
「あっ!やっぱりデジェル様だ!」の声と共にフローライトとフライユ夫人も駆け寄ってくる
わあい!ご無事だったんですね、と抱き着くフローライトだがデジェルは目がかすみ彼女の顔がよく見えない
戦闘時は小宇宙を高めて補っていたが気付かぬうちにクレストの乱反射する光に目をやられていたらしい
そんな彼にこれあげます、と父の形見の眼鏡を渡すフローライト。
お邪魔でなければ持っていて欲しいんです、と強く言う彼女にデジェルも分かった、大事にする、と受け取る
私たちはクレスト様の言う一時の夢、その間に愛する地にどれ程の平和を保たせられるのかしら、とつぶやくセラフィナ
「…それはきっといかなる力を持つ人間でもたった一人では出来ないことなのでしょう」
「だからこそ時を超える程の多くの夢が集まる必要があるのです」
デジェルの答えに微笑むセラフィナ。「そうねデジェル 一時の夢と終わらせてはいけないわ」

聖域十二宮、天蠍宮。リンゴをバックに元気な声が響く。「あー助かったよデジェル!久々にしんどい熱だったぜ!」
サーシャもあんまりアテナサボるなよ、とほっぺを引っ張るカルディア。なんということを!と声を荒げるデジェルだが糠に釘。
今回の任務はずいぶん大変だったみたいだな、珍しくボロボロじゃないか、との問いにこんな時もあるさ、とそっけなく流すデジェル
だがふと立ち止まり、カルディアに一つ質問をする
「たとえばお前の心臓の病が治り 代わりに永遠に生きることができるとなったら…お前はどうする?」
前にも似たようなことを聞かれた気が、といいつつ答えるカルディア
「俺にとっちゃ命は長かろうが短かろうがどっちだっていいことさ だがリミットがなけりゃ熱くもなれない!」
そんなつまらん命はこっちからお断りだぜ、という返事に微笑むデジェル
「お前ぐらいシンプルなのが丁度いいカルディア だから私たちは聖域に集まっているのだものな」


相変わらず話を纏める手腕は見事の一言。まさか眼鏡まで伏線回収するとは思わなかった
駆け足は否定しないけどいい最終回だったと思う。カルディアを〆に持ってくると予想してた人はおめでとう
あとユニティも一コマだけ出てくるよー


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