12/10/10 18:17:19.35 kOqiYDva0
それ以外の郭海
皇、オリバ、ゲバル、本部などのキャラ立ちした連中はことごとく親子喧嘩を
なめくさった危険分子のため、ゴミ箱に捨てて東京湾に沈めた。
「親子喧嘩をバカにしてるヤツはまだ腐るほどいるぞー!」
勇次郎がそう言ってツボに手を入れる前に、ツボから勝手に誰かが出てきた。
烈海王だった。
「私はバカにしとらん」
そんな訳ねーだろと思う勇次郎と刃牙を尻目に、烈はツボから完全に出て、
パントマイムでラーメンを作り始めた。
「親子喧嘩の締めくくりが仲直りの飯で何が悪い。親子の絆を親子以外が理解
できなくて何がおかしい。誰が何と言おうと、私は貴様らの親子喧嘩を認める」
烈は3人分のラーメンをちゃぶ台に置いて、自分から先に麺をすすった。
「うまいぞ。貴様らも食え」
「そういえば烈さん、ボクシングの世界チャンピオンとはいつ試」
「黙って食えー!」
烈は特大のラーメンの丼を勇次郎と刃牙の頭からかぶせて、その上に座って
ラーメンを食べ続けた。それは食べても永久になくならない、しかし手に取ろ
うとしても絶対につかめない、底知れぬ夢と幻と哀しみのラーメンであった。