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働きたい:2010春/中 「貧しくても職を」 /岡山
◇正社員歴なし、前途険しく
「期間社員も大工も、自分が積み重ねた経験は何も意味しないんだな」。
倉敷市の無職男性(32)は4月中旬、面接を受けた会社の不採用通知を見て唇をかみしめた。
理由欄にこうあった。「正社員の経験がないため」
高校卒業後、東京、大阪で声優を目指した。
22歳で地元・倉敷に戻り、父親の勧めで家業の大工になった。
収入は少なく、06年秋に三菱自動車水島製作所(倉敷市)の期間社員になった。
だが昨年3月に雇い止めにあった。リーマンショック(08年)後の落ち込みは著しく
「周囲も職を失った。いずれ正社員になりたかった」。
同5月から半年、県内の職業能力開発促進センターで電気工事技術を学んだ。
今は非正規労働者向けに模擬面接などを開く「おかやまキャリアアップハローワーク
(岡山非正規労働者就労支援センター)」で職を探す。
年明けから6社の面接を受けたが色よい返事はない。
「面接官は『なんで声優を目指したの』と聞いた。
選択肢を間違えたと責められたようでつらかった」と男性は振り返る。
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