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>>351
「神奈川県の歴史」 山川出版社 中丸和伯(相模工業大学教授)著
神奈川の地名の由来は、帷子川へ関東ローム層のなかの酸化した鉄分が流れだし、川をあかがね色に染めるからだといい”金川”と書くこともある。
神奈川の名称は文永三年(一二六六)五月の鶴岡八幡宮文書に「神奈河郷」として史上にあらわれる。
神奈河郷は東京湾に注ぐ帷子川の河口を中心に数十村で形成する湊の郷村であった。
江戸時代には四〇カ村を含む地域名”神奈川”となり、東海道にそっ た集落が神奈川宿と定められ、水陸交通の要地となった。
神奈川区
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(出典: フリー百科事典『ウィキペディア』)
地名の由来
「神奈川」の由来には諸説あるが、過去によく知られているものは、いずれも民間語源説である。
これらは非科学的で地名語源としては認められないとの意見がある。
中略
古文書には、「神奈河・神名川・上無川・狩野川・かの川・かな川」等と記されており、これらが変化して「神奈川」になったと言われている。
埼玉県にある「かな川」などの例を見ても、「かな」とはある種の地形、つまり川の形状を表した語彙と考えるのが自然であろう。
「かの」川のと表記もあるところから、伊豆の狩野川などと同義ではないかとの考えもある。そうすると語構成から考えて、「曲がった」川などの可能性もあるか(櫻井澄夫説)。
なお大日本地名辞書の吉田東伍などは神奈川とは、滝野川のことだと考えていて、上無川であるとは考えていない。
川の大きさから考えて、その地域を代表する地名が集落名になったであろうことを考慮して有力とする説もある。