11/04/29 20:59:21.51 izFSTnVG0
松下幸之助さんの言葉
「ある町が水害で、すべてを流失した。隣町は何の被害もなかった。
十年後、被害を受けた町は例外なくすべて発展している。火事で全部燃えてしまった町も同様である。これも全部発展している。
災害を受けなかった町は、発展しない。恵まれたと思ったところは、実は恵まれていない。悲惨な状態につきおとされた町が、十年後には数倍の発展をする。
これは何が原因であるか。
私は心の問題であると思う。これは復興しなければならないという、人々の心のはたらきによって変わってくる。
悲惨な被害が、その後の発展の起因となる。私のいままでの体験からいえば、不景気に直面して発展し、何か事故がおこっては発展してきた。
大きな災害がおこれば『ああ困った』と動転するのが人情である。だが翌日になると、考え直す。
あわてるな、待て待て。ああいうことをやっていても解決しない。この際このように立て直そう」
津本陽 「不況もまた良し」 幻冬舎 2000 P.11