【あつあつご飯】 明太子・めんたいこat TOBA
【あつあつご飯】 明太子・めんたいこ - 暇つぶし2ch490:ななしの珍味
09/07/17 04:45:35 v1GCZsJU
メーカーのサイトにはおわびのページもあります。
URLリンク(www.yamaya.com)
URLリンク(web.archive.org)

辛子明太子の原料はもちろんタラコです。タラの卵だからタラコ
というのでしょうが、タラは朝鮮語ではメンタイというので、メン
タイコと呼ぶのだそうです。

博多の名物ですが、実は原料は博多のものではありません。日本
ではタラコは北海道でしか生産されていないと思ってよいのです。

タラコの親はタラといってもスケソウダラで、普通店頭でみかけ
る魚ではありません。私は昔、旅行中に定置網の漁師からこの魚を
一匹もらったことがあるのですが、宿泊先のおばさんから、この魚
はまずいので普通は食べないのだ、などといわれました。

しかしスケソウダラは漁業資源としては重要な魚です。かまぼこ
などの練り製品の原料は主にこの魚のすり身なのです。すり身は遠
洋の母船式船団で漁獲後すぐに加工・冷凍されることが多いそうで
す。

タラコもこうした船で遠洋でとれたものもありますが、主力は産
卵前に北海道近海でとれ、生のまま漁港にあがったスケソウダラか
らとるのものです。

一月ころからすこしの間、北海道の沿岸はタラコ生産で忙しい時
期を迎えます。タラコの卵が一番熟しているものを「真子」と称し、
この真子を塩漬けしたものがよくみかけるタラコで、塩タラコとい
います。

この塩漬けのとき、亜硝酸塩を発色剤として使っているのです。
まっ赤なタラコはその上、着色料も使っていることが多いです。

最近ではまっ赤ではない、自然な色のタラコも増えてきたと思い
ます。でも、まっ赤ではないからといって、亜硝酸塩不使用だとは
限りません。

辛子明太子は北海道でいったん塩タラコにしたものを、現地でま
たは博多に運んで、調味液に漬けたものです。

「無添加辛子明太子」から使用基準を上回る亜硝酸塩が出たとい
うのは大問題です。「無添加」ではないものから出ても、やっぱり
違反になるのに、それを「無添加」といって売っていたのですから。

亜硝酸塩の混入ルートは不明ということですが、今回の事件では
メーカーの製造時に発色剤を使ったというより、原料の段階で発色
剤を使用したタラコを原料にしてしまったという可能性が高いよう
に思います。どこかかから怪しい原料をつかまされた、といったと
ころでしょうか。

それから、塩タラコや辛子明太子はそのまま生で食べますが、案
外細菌数が多いものです。冷蔵庫で長期間保存したりするのはやめ
ておいた方がよいと思います。

辛子明太子の作り方を書いているサイトを紹介しておきます。

メーカーのサイト
URLリンク(www.santoku-net.co.jp)
家庭での作り方
URLリンク(www.ajiwai.com)


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