13/09/27 13:33:30.50 IVEGCyAl0
広州戦で突きつけられたJリーグの現実。ACL制覇のための“日程変更”は本当に正しいのか?
2013年09月27日 text by 川端暁彦
URLリンク(www.footballchannel.jp)
戦力面の差に加えて、鈴木潤氏の原稿にもあったように日程面での不利があり、柏は大敗を喫した。
ただ、その日程にだけ敗因をフォーカスしてしまうのはどうだろうか。
そもそも、ACLに勝つこと「だけ」を考えていいのかどうか。
たとえば、柏と新潟の試合を11月27日の水曜日にでも移動したとして、これを新潟の立場から考えてみよう。
土曜、水曜、土曜の3連戦である。この段階で新潟が残留を争っていたら、どうか。
著しく不利になることは想像に難くない。
降格という結末が待っていたとなると、果たして新潟のサポーターは、
その判断を「ACLで勝つためには仕方がなかった」と見てくれるだろうか。
中国が「ACLで勝つために」リーグ戦の日程を柔軟に変更したというのは、客観的事実。
ただ、そうやって国内リーグを軽んじてACLを重視することが本当に日本サッカーの、
そしてJリーグの利益になるのかというのは議論の余地があるだろう。
柔軟な日程変更と言えば聞こえはいいが、それだけ国内リーグの価値が低いということである。
2年後には2ステージ制が始まり、Jリーグはより過密日程になることが予想される。
ACLに合わせて試合を動かすのは、より困難になるのは想像に難くない。
ACLでは勝ってほしい。それがJリーグの発展にもつながる。
ここまでは多くのサッカーファン、関係者が意見を一つにできるだろう。
だからこそ「では、どうするのか」という部分は、もう一度煮詰めていく必要がある。
個人的には、リーグ戦の価値を落とす形でのやり方は好ましくない。
だが、このままでは勝てないというのも、そのとおり。苦肉の策としてリーグ戦の代替日を代表期間中に
定めてしまうくらいしか手はないのではと思っているのだが、これまた多くの反論が予想されるところではある。