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柳沢 「急にボールが来たので。」Part2 - 暇つぶし2ch1:U-名無しさん@実況はサッカーch
12/02/09 02:09:20.13 hPDBYb570
柳沢、沈痛 目うつろ 好機にFW金縛り

日本―クロアチア 後半、決定的なシュートを外し顔を覆う柳沢(AP=共同)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)

声はか細く、目はうつろ。柳沢は試合後、沈痛な面持ちで、この日最大の決定機を振り返った。
「ぼくのシュートチャンスはあの一本だけだった。急にボールが来たので。
足の内側でければよかったが、外側でけってしまった」
悔やんでも悔やみきれない。後半6分、加地が右サイドから送った低いセンタリングを痛恨のシュートミス。
目前にあったゴールの枠さえとらえることもできず、ボールは力無く右へそれた。日本の決定力のなさを象徴するシーンだった。

好機はありながら、初戦に続き頼みの2トップが沈黙。柳沢とコンビを組んだ高原は、それでも気丈に言った。

「チームとして何回かいい形ができた。全体的にミドルシュートを打ったし、クロスもあった。
初戦も良かったが、それが90分できなかった」

しかし、展開がどうあれ、わずかなチャンスに賭け、それを生かすのがFW本来の職責だろう。

1回のミスが命取りになる守備陣に比べ、90分の間に1点でも決めれば御の字。
ストライカーという高度に専門化されたポジションでは、こうした独善的な思考が気持ちの余裕を生む。

W杯に集結した世界トップクラスのFWを見れば分かる。襲い来る敵の動きを逆手に取ったり、
GKのタイミングをずらしたり。人を食ったようなふてぶてしさと冷静さを併せ持つ。

ジーコ監督就任後の4年間、練習で最も力を注いだのがシュートだったが、
相変わらず「早く足を振り抜きたい」という焦りは収まらない。

「なかなか落ち着いてプレーできなかった」。柳沢の嘆きに触れ、世界との歴然とした格差を思い知った。  (小杉敏之)

(2006年06月19日)中日新聞 URLリンク(www.chunichi.co.jp)

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