12/04/29 14:52:01.27 7vpTWY04
ID:eQs7e6HN = 昨日のID:TUzNwhF+の方ですよね?
>>173>>232
>一時的に円軌道に入っても、上昇エンジンは数分しかもたず、出力を制御出来ないのだ。
APS(上昇用エンジン)は、取り敢えず上昇段を17*84[km]の楕円軌道に押し上げる以上の目的を持ちません。
それとAPSが停止して上昇段が短期的(地球、太陽、他惑星の重力の影響、或いは月のマスコンが問題に
ならない程度の時間範囲で)に"月面へ落下してしまう"ことは、力学的に有り得ません。
>上昇エンジンは数分しかもたず、出力を制御出来ないのだ。
ロケットの離床用エンジンで出力固定、再点火不可の物は幾らでもあるのでは。
例えばデルタIIのURLリンク(ja.wikipedia.org)
>残るは姿勢制御に使う16基のエンジンは出力が弱くパルス状にしか出力出来ない。
これも明確に誤りで、LM(月着陸船)のRCSスラスタはSteady-state mode(連続稼動モード)とpulse mode
(パルスモード)で使用でき、各々500秒、トータルで1000秒の稼働時間が保証されていました。
(出典:NASA APOLLO SPCECRAFT LUNAR EXCURSION MODULE NEWS REFERENCE, Periscope Film LLC 2011)
又、このスラスタの推力は、SM(支援船)のRCSと同等で、LM上昇段の質量がCSMのそれのおよそ15%で
ある事を考えると、何を以って"出力が弱く"と判断されたのか理解に苦しみます。
>円軌道で司令船と同一軌道に乗せるチャンスはたった一度、主エンジンが使える時しか無く、
これ又誤りでLM、CSMのランデブー機動はミッションによって幾つかの方法が用いられていますが、
Apollo 11では、LMはAPSを用いたOrbit Insertion終了後、"RCSを用いて"、CSI burn->CDH burn->
TPI burnの複数回の噴射を経て会合点に辿り着きます。
(出典:How Apollo flew to the moon, Springer)