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背景にロシアの後押し? 国連総会議長、異例の選挙戦に
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国連総会(193カ国)は8日、
今年9月から1年間、総会のかじ取りを担う議長を決める選挙を行い、セルビアのイェレミッチ外相(36)がリトアニアの国連大使を破って当選した。
従来は加盟国の話し合いで決めており、選挙は異例。
旧ソ連による併合を批判したリトアニアを嫌うロシアが、セルビアを後押ししたとみられる。
議長選は秘密投票で行われ、有効投票184票のうち、99票を獲得したイェレミッチ氏が、85票のリトアニアのチェクオリス国連大使(53)を破り、第67回総会議長の就任を決めた。
議長はアフリカ、アジア太平洋、東欧、中南米カリブ海、西欧その他の5地域グループの持ち回りで、グループ内で調整して一本化し、選挙をせずに決めるのが慣例になっている。
次は東欧の番で、リトアニアは2004年に立候補を表明。ほかに立候補の動きはなかったが、今年1月、セルビアが突然名乗りを上げて、21年ぶりの選挙になった。