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大阪人権博物館、市の補助金も今年度限り 存続困難に
大阪市の橋下徹市長は2日、
2012年度の本格予算編成に向けた各部局との折衝で、大阪人権博物館(リバティおおさか、大阪市浪速区)の運営補助金を今年度限りで打ち切る方針を決めた。
大阪府も同様に廃止方針を決めており、運営費の8割を両府市の補助金に依存する博物館の存続は厳しい状況となった。
橋下氏は、府知事だった2008年から「差別、人権などネガティブな部分が多い」などと主張し、展示内容の見直しを指示。
これを受けて博物館側は展示をリニューアルしたが、松井知事と今年4月に視察した橋下氏は「子どもが夢や希望を抱ける展示になっていない」と批判していた。
橋下氏は会議後、報道陣に「ワンチャンスを与えたのに(見直しの指示に)沿ってやってくれなかった。今年度で収束してもらう」と、来年度からの補助打ち切りを明言した。
今年度については、施設運営の最低限の経費として前年度比約600万円減の計4500万円を支出するという。