07/03/26 19:37:13
「街の景観や人間間のコミュニケーションの中に、人を楽しませる要素がない」
これは個人的な感性の問題だが、ロシアの街は、美的な景観はさておいて、
人を楽しませる要素が欠けていると思う。
例えば、おれはペテルスブルグのネフスキー通りの美しさは認めるが、
庶民が立ち寄れるような店、レストラン、カフェなどがあまりに少ない。
ロシアの街に共通するが、一部の風俗や特権階級相手の「ブランドショップ」などをのぞき、
庶民が楽しさを感じられる施設が、商業以外でも、非常に少ない。
おれは、ネヴァ川のほとりや、フォンタンカ周辺の散策が好きだが、
その美しさと比較して、そこを「皇帝の街」、または「死の街」と感じるときがある。
特権階級にとっては秩序あり、芸術的かも知れないが、一般市民には暮らしにくい、
統制された、息苦しい所ではないだろうか。
「コミュニケーション」に至っては、何でロシア人はあれほど酒を飲むのか。
気のいい連中も多いが、酒席というより、酔っぱらうために飲んでいる人が多い気がする。
単純にロシアと比べても、日本が「貧しい」とは言えないと思う。