10/10/20 17:25:24 rX9oM5Yc
>>62
もし、本気で作家の世界に入りたいと思うなら、まず写真の世界を知ることからはじめたほうが良いな。
今は図書館行かなくとも、
ネットで世界中の作家の作品を見ることが出来るから1日30分でも意識的に学んでいけば写真の「今」が見えてくる。
そうすれば写真の世界で二番煎じのような作品を生み出すこともなくなるし。
今の世界で自分のすべきことというのも見えてくる。
少しでもそれに近づくためにヒントを少し教える。
それは「表象コンテクスト」をしっかり見極めたうえで作品を作れ、ということ
表象コンテクストとはそれぞれのメディア媒体が持っている特性というのが一番簡単な意味だが
たとえば、表象コンテクストとはある作品の1部を見ただけ「これはピカソの絵だ」とか「宮崎駿の作品だ」とかわかることで
絵画やアニメ、彫刻などはこのそれが非常に顕著に現れやすい。つまり表象コンテクスト性が高い
一方、写真、映画、ドラマ、などは、作品の1部を見ただけでは誰だかはぱっとわかるものではない
つまりこういう媒体を表象コンテクスト性が低いといえる。
写真はその典型で、ぱっと見ただけではだれだかわかりにくい傾向がある、
逆に、名を成せるような作家の写真はパッとみただけでもだらが撮ったかわかる。
これが一つのヒントになる、写真としての個性をしっかり作っていけば作家としての一歩を踏み出したと言える。
そして写真と言う表象コンテクストを生かすためには何を撮ればいいか
その答えも突き詰めていかなければいけない。
映画を撮るような感覚で写真を撮っていたら、それは当然表象コンテクストと技法とテーマの不一致と言えるし。
そういう作品は、映画の後追いでしかなく、写真としての主体性を生み出せない。