14/01/20 00:52:43.18
重広&尾崎(間違いなく当時世界最強クラスの2人)
BC 5150m
C1 5650m(中央ロンブク氷河上)
C2(ABC) 6000m
C3 6500m
C4 7700
C5 8230m
最終アタック5月10日 AM2:30起床、6:20出発
雪が少なく、本来なら雪の稜線のはずの西稜頂上直下が岩稜となり苦戦
頂上稜線への到達はPM4:00を回ってしまい、残り100mを残してボンベの酸素も切れる。
最期の標高差90mを登るのに2時間を要し、PM8:25に尾崎が、8:35に重広が登頂。
写真を二枚だけ撮り、宇部隊員の遺髪を埋め、わずか10分で下山。
高度障害で朦朧としていたため15枚あったはずのハーケンを紛失し残り3枚。
頂上に残すつもりだった「一匹狼」森田勝のアイスバイルを岩の割れ目に挟み懸垂下降を繰り返す。
AM2:00 ヘッドランプが切れたため8650mでビバーク。 無風だが-30℃。ツェルトも無く震える。
出発から22時間飲まず食わず。 ポケットに入れてあったケーキは凍結し食べられず。
目印のためにABCでストロボが発光されガソリンが燃やされるが、高度障害による幻覚で
飲み屋の赤提灯に見えて飛び込みたくなるため消灯を要請。その後も桃源郷にいる
幻覚を見続ける。
空が白み始めてから下降を再開しC4で賀集隊員と合流。5月12日AM1:00にABCに帰還。
5月13日深夜にBCに帰還。 尾崎隊員は消耗のあまりシェルパに背負われてBCに収容。
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栗城のアリバイアタックで引き返した場所より上だと、酸素ボンベがあってもこうなります♪