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栗城の頭の中
日経ビジネス2013年3月11日号より
メディアの露出が多く、ツイッターやフェイスブックなどの交流サイトも積極的に利用する栗城には、批判も多い。
「無謀」「プロ下山家」「素人」。ネットには容赦のない言葉が飛び交う。
特に、栗城の登山に「単独・無酸素」との表現が用いられることに対しては「メディア的なウケを狙った誇張」と
いった指摘が多い。
現実に、山岳会などが記録を認めていない登頂もある。
栗城はそういった批判を甘んじて受ける。
批判を避けるのなら、露出を減らし、ネット中継などのカネのかかるチャレンジをやめ、
正統と認められるスタイルの登山に切り替える選択もある。だが、それでは意味がない。
標高8000mの風雪も、平地での批判や中傷も、栗城の目には同じ「乗り越えなければならない障壁」に映る。
「批判されるのは辛い。でも、困難に打ち勝つことこそが、冒険家という仕事の役目」と受け止める。