12/12/28 21:39:23.32
そもそも「単独」という定義は何なのか?
メスナー氏の全盛期だった登山黎明期ならともかく、
現在、安全対策を施さないで8000m級に登頂することは、むしろ批判にさらされるだろう。
竹内氏の14座最後のダウラギリもヘリでBC入りする。
多くのバックアップを受けるのが当たり前の現在登山。
世界最高峰のエベレストで携帯電話が使える現在登山。
すでに「単独」いう言葉自体が意味をなさない。
我々は、「心の単独」を考えなければいけない時期に来ているのではないか。
「単独」という定義の転換点。
バックアップがあっても頼らない勇気。
「心の単独」は、頼らない勇気=精神的な単独だから数値に置き換えられない。
世間一般に分かりやすくあえて数値に置き換えるなら栗城隊長に関しては、周囲10mにバックアップがなければ「心の単独」と言っていいと思う。
高所登山において10m離れれば、それは頼りにできないものといって良いだろう。