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栃木県の那須岳で、茨城県古河市の登山客の男性が行方不明になり、警察は男性が遭難した疑いがあるとみて、２１日朝から捜索を行うことにしています。
行方が分からなくなっているのは茨城県古河市の会社員、渡辺篤さん（３５）です。
警察によりますと、渡辺さんは２０日午前８時２０分ごろ、６０歳の母親と２０代の親戚の男性の合わせて３人で那須岳のふもとにある峠の茶屋を出発し、
標高１８９６メートルの朝日岳などを経て、三斗小屋温泉を目指しました。その際、渡辺さんは母親などの先を行っていましたが、
母親などが昼すぎに合流場所にしていた三斗小屋温泉に着いたときに、渡辺さんの姿はありませんでした。その後、渡辺さんの下山は確認されていないということです。
警察の調べによりますと、渡辺さんは登山用の防寒着を着ていたほか、飲料水や携帯電話を持ち歩いていて、以前にも那須岳を訪れたことがあるということです。
警察は、渡辺さんが遭難した疑いがあるとみて、２１日朝からヘリコプターを出して捜索を行うとともに、地上からも１２人の捜索隊を出すことにしています。
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