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逮捕のクライマー「セクシー登山部」だった
URLリンク(www.tokyo-sports.co.jp)
和歌山県新宮署は、世界遺産の「那智の滝」でロッククライミングをしたとして、軽犯罪法違反
(禁止区域への立ち入り)の疑いで、アルパインクライマーとして世界的にも著名な32歳の
男ら3人を現行犯逮捕した。県警はその後3人を釈放。今後は任意で事情聴取を続け、容疑が
固まれば書類送検する方針。犯行は軽いが、内外のクライマーに与える影響は大きそうだ。
同じく世界遺産の「熊野那智大社」は、那智の滝をご神体として敷地への立ち入りを禁止。
朝日芳英宮司(78)は「2700年の歴史上、こんなことは初めて。ご神体として祭られている
ところに入るなんて宗教を侮辱されたようなもので、宮司として絶対に許せない」と話している。
しかも直前には例大祭「那智の火祭」が行われたばかり。
逮捕された32歳の男は「立ち入り禁止は分かっていたが、日本一の滝に登りたかった」と
供述している。
那智の滝の滝つぼ近くにある「立入禁止」の札がかかった柵を乗り越え、岩の隙間に入れる
〝カム〟と呼ばれる道具を使いながら、滝の約3分の2の高さ約100メートルまで登った。
岩などに傷はついていない。
32歳の男は岩壁や氷壁を登り切ることを目標とするアルパインクライミングにおいて日本を
代表するクライマー。2009年には、世界の最も優れたクライミングに送られる「ピオレ・ドール
(金のピッケル)」賞を他の登山家らとともに日本人で初めて受賞した。同賞の肩書があれば、
スポンサーに困ることはなく、クライミング一本で食べていくことができるといわれる。
登山雑誌ライターは「世界ではクライマーは命を削って自然と戦う哲学者というイメージだが、
日本ではクライマーはむちゃをするというイメージ。日本人のすごいクライマーたちがその
イメージを覆しつつあったのに、今回の件で一般人のクライマーへのイメージがまた悪くなった」
と指摘する。