12/11/20 22:43:31.63
たびたびすいませんです。
そうです。そのホールド等の条件も含めて、鷹取に関してはさらに歴史的経緯が大きいのです。
岩にピンを打って、それにアブミ(短い縄梯子みたいなものです)を、交互にかけて登っていたエイドクライミングに対して、
前進の手段(つまり確保用の支点は除く)に人工物を使わず、自然の岩の形を手足だけで登るフリークライミングが台頭して、そこから自然の不安定要素を排除して生まれたのがスポーツクライミング。
と言う大まかな流れがあるので、
鷹取のように、もともとエイド用にピンを打ち込んだ穴が拡大して、指が入るようになった…という、ものすごく特殊なホールドの多いルートは、ホールドが人工物ですから、外岩で言う「フリークライミング」に入れていいんだろうか?
と言う疑問が生まれます。だからたとえ登り方がフリーでも、フリークライミングから生まれたスポーツクライミングと、同列に扱うのには抵抗を持つ人もいるということなのです。
鷹取って、日本の中でもものすごく特殊な岩場なんです。
ちなみに、足場が無い場合の登り方は、手のぼりとステミングですね。