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岐阜県 新平湯温泉 奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋。じゃらんから予約、牡丹鍋プラン一泊二食¥15900也(+日本酒¥1050)
以前俺自身が泊まり、まとめに俺のレポも載っているお宿。
だが、画像を張ってばかりでまともにレポートしていなかったので、今回はちゃんと文章で説明したい。
7月になり本格的に暑くなってきたところで、ここのお湯の事を思い出し再訪。
通された部屋は前回と同じく12畳の広い部屋、広縁もある(教えてくれた人有難う)。トイレ・洗面所付き。
冷蔵庫と金庫も付いている。しかし部屋の鍵は内側からしか掛ける事が出来ない。そういやこんな仕様だったなぁ…
この宿は自家源泉を3つ所有していて、泉質はそれぞれ炭酸泉(冷泉)・ナトリウム-炭酸水素塩泉・単純泉となっている。
浴室は男女別の内湯・露天風呂の他に貸切の露天風呂が二つあり、内湯は大小二つの浴槽がある。
全て、非循環非消毒非加水の掛け流しである。
内湯大浴槽と貸切を含む露天風呂は、上記3源泉の混合泉で、湯温が40℃くらいになるように調整されて掛け流されている。
浴感は柔らかい感じで鮮度の高さが感じられ、茶色の細かい湯花が見られる。
お湯からは"山の温泉"の臭いがする……何の成分なのかは分からないが。この泉質は長野の山田温泉と似ている。
内湯小浴槽は、冷泉の炭酸泉単独の掛け流し。茶色と白の湯花が物凄い。
浴室の能書きには"掻き混ぜて入浴すると良い"と書かれているので存分に掻き回して入浴。
混合泉よりも更に浴感は柔らかく、フワッと軽い感じがして非常に気持ち良い。匂いを嗅ぐと金属臭がハッキリ感じられた。
夕食・朝食は食事処にて。
夕食には、有り勝ちな小鉢類と飛騨牛に牡丹鍋、前回は見なかった岩魚の造りが並ぶ。蕎麦、鱒の笹包み焼き、天麩羅が順次追加。
メインは牡丹鍋であるが、他のプランでも共通して出てくる飛騨牛の陶板焼きが有難い。差しの入った高級な牛肉で実に旨い。
意表を突かれたのは岩名のお刺身。淡泊な味かと思いきやしっかりとした身に脂が乗っていて食べ応え十分。
牡丹鍋も、前回の熊鍋よりも肉厚に切られていて肉の割合も大目に思えた。飛騨牛とは一線を画す硬派な赤身肉の味わい。
敢えて難を言えば、木造りの内湯浴槽の出来があまり良くないように思える。
木々の継ぎ目が荒く、枝の部分の面取りが不十分で尖っているので踏んだりするとちょっとビビる。怪我する程ではないが。
それと、部屋のトイレの中に蜘蛛が巣を張っていた。俺は平気だけど、虫嫌いの人は落ち着いて用を足せないだろう。
埃は見られなかったので、俺が泊まる前日に掃除した後に蜘蛛がお邪魔して夜通しで巣を張ったものと思われる。
出来たら宿泊当日の午前中にでもちゃんと見て欲しい所だが、家族経営だしこの辺は限界があるかも。
これを許せるかどうかで評価が分かれそうだが、お湯良し飯良しで個人的には一押しの宿です。
以上でレポを終わります。