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●全悪性新生物(ガン)の死亡率は、累積線量とともに有意に増加する傾向を示し、死亡率の増加は累積10mSvから認められ、累積20mSvからは、さらに高まっている。
この報告書は文科省が管轄下の財団法人・放射線影響協会に調査を委託し、原発作業員らの健康状況や死亡要因を追跡調査し、昨年3月にまとめていたもの。
簡単に言えば、「累積の被曝線量が10mSvを超えるとガンになる人が増える」
他にもこんなデータがある。放射線医学総合研究所が、原発事故後の3月25日に出していた、「甲状腺等価線量評価のための参考資料」と題するペーパーだ。
これは、「内部被曝」についての資料で、「3月12日から23日までの12日間、甲状腺に0・2(マイクロ=1000分の1ミリ)/時の内部被曝をした場合」 どうなるかを示している。
「1歳児(1~3歳未満)→108mSvの被曝」
「5歳児(3~8歳未満)→64mSvの被曝」
「成人(18歳以上)→16mSvの被曝」
たった0.2μSv/時の内部被曝をしただけで、乳幼児は100mSv超に相当する、大量被曝をしたことになる。
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