11/12/26 20:39:31.77 c4dH9/VB0 BE:2127892649-PLT(21709) ポイント特典
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ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度のアメリカ
たとえば日本では、若い男性が友人の服装をさして「あ、そのシャツ、かわいいね」と言っても普通に褒め言葉ですが、アメリカで同様のことがあった場合には
「なんだよ、その女かゲイみたいな格好は」という揶揄が込められた表現になります。
テレビCMのアイデアとして「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールを利用しているのが、ミラーライトです。
「男性による男らしくない行為」をオーバーに描写し、「ミラーライト以外のライトビールを選ぶことは等しく男らしくない行為」というオチに持って行きます。
僕が今回もっとも驚かされたのが、「男らしくないと思われかねないことをしない」というのが、アメリカ人男性にとっても自然に身に付いた動作ということではなく、
かなり無理をしてでも努力して守っている社会的規範なのだ、という事実の発見です。
たとえば、僕は日常生活で日本から持ってきたトートバッグを使っていますが、普通のアメリカ人男性は使いません。
ブリーフケースか、バッグパックのような、「男らしいカバン」を使うか、カバンはいっさい使わず荷物はそのまま手に持ったりポケットに入れたりします。
「トートバッグは便利だと思うけど、自分が使うのは居心地が悪い」と職場の同僚のアメリカ人男性たちは皆、口を揃えて言います。
「男は男らしくあらねばならない」という規範の強さを、テキサスやコロラドではなく、全米一リベラルな街とされるサンフランシスコで十分に実感出来るということも、アメリカにおけるこのルールの効力の強さを示しています。
たとえば、ゲームのキャラクターデザインでも、日本人の感覚で「カッコいい男性」を描写してしまうと普通のアメリカ人男性には「なんとも居心地が悪い」ということになってしまうことは容易に想像がつきます。
ゲーム以外でも日本人がアメリカマーケット向けにコンテンツを開発するにあたっては、「アメリカの男性は、かなり頑張って男らしくあろうとしている」ということをきちんと理解する必要があります。
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