11/12/20 19:18:59.09 IIsw/ncP0 BE:828067384-PLT(12000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/kuma-16.gif
北海道新幹線建設にあたって、沿線自治体の中で、並行する在来線の分離に同意していないのが函館市のみとなりました。
北海道知事高橋はるみ氏は、函館まで出向いていて「説得」しているようですが、函館市長は「保留」しています。
地元経済界は、「反対」だそうです。
板挟みになっているのが函館市長ということなのでしょう。
しかし、函館市が北海道新幹線を札幌まで伸張するメリットは全くありません。
札幌まで乗り入れるなると、新函館、函館間の鉄路が分離されてしまうばかりでなく、
函館市が終着駅ではなくなりますし、函館市が完全な札幌圏に入ってしまいます。
ますます札幌一極集中を加速していくことになりますし、函館市そのものの存続が厳しくなります。観光以外の産業は衰退します。
その札幌とて、結局は、東京一極集中の流れの中に組み込まれていくことになると思いますが、
いずれにせよ函館市にとっては、札幌伸張は全くメリットがありません。
もちろん函館市にとって利益がないから反対ということについて「エゴ」という評価もありうるかもしれませんが、
もともと、新幹線により、在来線の分離を前提とする以上は、他の自治体も同じ憂き目にあいます。
本来は、他の沿線自治体とともに団結して反対してもよいのであり、その意味では「エゴ」という評価は当たりません。
新幹線を伸張すると言いながら、経済的なお荷物として在来線を分離してしまうということは、
沿線自治体になど当初から眼中にないということであり、「北海道新幹線」は、正しくは、「札幌新幹線」と表現すべきものです。
しかも、壮大なる無駄な建設です。
将来の国民に借金を押しつけないためにも、函館市は、賛成せずがんばってもらいたいものです。
URLリンク(blogos.com)