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新体操「ロシアの妖精」、課題は体重増加
新体操でこれまで五輪と世界選手権の個人総合を合わせて４大会連続で制している「ロシアの妖精」、
エフゲニヤ・カナエワ（２１）が、体重増加に苦しんでいる意外な事実が明らかになった。
３連覇を飾った１０月のイオンカップ世界クラブ選手権。カナエワの代名詞と言えばリボンだが、
決勝では、ショパンの「幻想即興曲」の調べに乗り、１メートル７１の長身を生かした優雅な舞いを披露。
日本体操協会の山崎浩子強化本部長が「まるで手具で音楽を奏でているかのよう」と評する豊かな
表現力で、３０点満点で２９・６００点をマークした。
下位の選手が手具を落とさないように慎重に演技するのに対し、「リボンと戯れているようで、
次元が違う」と山崎本部長。スティックを背中で転がすなどの独創的なテクニックでも観客を魅了したが、
カナエワは「難しいことを、難しくないように見せることに一番気を使っている」と話す。
だが、課題もある。本人いわく「少し太った」らしい。確かに、昨季よりも体のラインがやや丸みを
帯びたようにも見える。体重は明かさなかったが、「結果を見ていて」と笑顔でダイエット宣言。
大会後のパーティーでは、大好きなすしを控え、フルーツをほおばる姿もあった。
（2011年12月3日08時46分 読売新聞）
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