11/12/02 06:42:59.88 HndtomOmO
■大阪都構想の発端は、WTCへの大阪府本庁舎の移転問題
橋下大阪府知事は、大阪市の第三セクターが所有するWTCを買い取り、府の本庁舎を移転し、将来は関西州の本拠とすることを目論んでいた。
しかし、大阪府議会と大阪市議会(後に賛成はするが)がこれに抵抗したため、橋下大阪府知事は「府と市を統合をすれば解決する」と考えた。
これが世紀のホラ話「大阪都構想」の発端。
橋下大阪府知事は、議会を制圧するため、弱体化してい自民党大阪府連に揺さぶりをかけ、何人かの同調者を集めることに成功。
そして、地域政党「大阪維新の会」を旗揚げ。
その経緯を正当化するために、(府民の賛成が少ない)WTC移転とは違う「二重行政の解消」なる理由をデッチあげ、
大阪市や堺市、周辺9市を20の「特別区」に分割することにより、行政の効率化や地域主権が進展する、
などという与太話を持ち出すようになった。
◆当初の大阪都構想「大阪20都区構想」
現在の大阪市の24区を合併し8都区に、堺市は7つの区を3都区に再編。周辺9市も都区とし大阪都20区を新たに設置。
首長には選挙で選ばれる区長を置き、選挙で選ばれる区議会議員による区議会を設置するとされている。
都構想は、本来、不人気のWTC移転を隠すためのカモフラージュが目的だったのだから。だから、最初は周辺市まで含めていた。
■あまり指摘されないが重要なこと
本来は、「行政改革(の議論や実行)をしてから→それに合うように制度改革」。
『その逆、いきなり制度改革(の信を問う事)から、つまり「制度改革→行政改革」の順番で行なうのは危険。
制度が間違っていたら、行政改革は、その制度を維持するために間違ったものになるから。まさにそれが、ヒトラー。全権委譲を得てから、行政改革をしようとした』。
■よく「小泉の郵政選挙と、橋下の大阪都選挙を、同質のもの」のように言う人がいるが…
全く違う。小泉は、民営化後の試算も全て公表し、2年間も国会で議論してから解散。
一方、橋下は、住民への影響の見通しも示さず、議会で議論しないまま選挙し国にも迫る。