11/12/01 11:21:49.88 otaRqzcs0 BE:673999687-PLT(12089) ポイント特典
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女性警官に痴漢をしたとして兵庫県迷惑防止条例違反に問われた神戸市兵庫区の競艇選手森下祐丞
さん(26)を無罪とした地裁判決が30日、確定した。
弁護人は「ずさんな捜査で犯人を作り上げ、客観的証拠もないのに検証せず起訴した」と県警と
地検を厳しく批判。一方、地検は控訴しない理由を明確に説明せず、警察の捜査が適正であったか
どうかも判然としない。
記者会見した模泰吉弁護士は、「将来のある青年の疑いが晴れて良かった」と安堵の表情を見せた。
だが、県警と地検に対しては「身内がかかわったから客観性を欠いたのでは」と憤った。
裁判で検察側が立証の柱としたのは、痴漢被害を訴えた須磨署の女性巡査の周辺にいた男性警官の
目撃証言。冒頭陳述でも有罪の根拠とした。男性警官は証人出廷し、「(森下さんの)手の甲が見え、
右手が女性巡査の右胸に接触した」と詳述したが、森下さんから約70メートルも離れており、弁護側は
「真夜中にそこまで正確に目視できない」と反論。検察側は論告で一転、この証言を証拠から外した。
模弁護士は「検察側が証拠価値に疑問を感じたから。起訴前の検証の不十分さが露呈した」とみる。
検察側は「女性巡査の証言だけで立証可能」と考えたが、その証言の信用性は判決で否定された。
「前方5メートル前から手を上げて向かってきたが、すくんで反応できなかった」との証言は、
「警察官が防御できないのは不自然」「現行犯逮捕で引き返せない状況になり、一部事実を曲げて
いると疑うことも可能」とまで指摘された。
現場周辺では痴漢被害が続出しており、女性巡査は警戒捜査中だった。森下さんの逮捕後、
連続犯は逮捕されたという。模弁護士は「警察は引くに引けなくなった。きちんと裏付けすれば
よかった」と強調した。
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