07/04/06 14:41:04 CZLIogSO
1973年、番組史を揺るがす一つの事件が起きた。
日テレの歌番組「NTV紅白歌のベストテン」の同時間帯に
渡辺プロダクションがNETテレビ(現・テレビ朝日)とタッグを組み、
新規に「あなたならOK」と言う裏番組を水面下で計画し、
それをぶつけてきた。
これを知った日テレ側は渡辺プロと話し合いをしたが、
渡辺プロ側から『それじゃ、お宅の歌番組の時間帯を
ずらせば良いじゃないか』と言われた上に、
渡辺プロは日テレサイドに『放送時間をずらさないのであれば今後、
ベストテンにうちのタレントは出演しない』と通告してくる。
すなわち渡辺プロがクーデターを起こして来た。
苦しい立場の日テレ側は「ベストテン」の時間を移動するか、
渡辺プロに頭を下げるか、この挑戦を受けて立つしかなかった。
すると、日テレの公開番組スター誕生が成功すると
ホリプロ等が台頭し、1980年の漫才ブームで吉本興業、
男性アイドルを多く持つジャニーズ事務所も力をつけたことにより、
渡辺プロ側も相対的に影響力が低下した。
1981年3月23日、日テレが「NTV紅白歌のベストテン」も
11年半に亘る放送を終了すると、
その後、「ザ・トップテン」放送開始とともに
渡辺プロ側も日テレとの円満に和解し、
「ザ・トップテン」から渡辺プロ所属の歌手を
積極的に出演させるようになり、
8年間における渡辺プロ事件は終結することになった。
渡辺プロ事件についてさまざまなエピソードなど、
聞かせていただければ幸いです。